はじめに

この書き物は、電磁気学の入門・専門書の要約といったもののつもりです。いきなり専門書を読む と、ものにもよりますが詳しすぎたり公式が多すぎて、どれが大切なのかわからなくなって混乱した経験 がぼくにはあるので、これを読んで、あるいはこれと平行して専門書を読むと、話の骨がわかってスムー ズに勉強できると思います。主な対象としては、大学１、２回生ぐらいになるでしょうが、是非高校生や 物理に興味のある人にも読めるようになるべくわかりやすく書いたつもりです。ただ、どうしても高校物 理や微分積分の知識は必要です。もし、わからない部分がありましたらメールでなんなりと聞いてくださ い。
また、完全に理解できるに越したことはありませんが、ここの目的は骨をつかむことなのでパッと理解できない部分があっ たら、流し読んで先に進んでみてください。正直難しい部分は証明がメインだったりするので必ずそこを理解していないと 先に進めない訳ではなかったりするので。
また、この参考文献として、「物理テキストシリーズ 電磁気学」著砂川重信（岩波書店）を使っています。より詳しく知 りたい人は是非読んでみてください。